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お母さんの着物、娘に着られる?失敗しないための判断ポイント3つ

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お母さんの着物、娘に着られる?失敗しないための判断ポイント3つ

お母さんの着物、娘に着られる?失敗しないための判断ポイント3つ

2025/11/21

お母さんの着物、娘に着られる?

失敗しないための判断ポイント3つ

「母の着物を娘に着せたいのですが、サイズは合いますか?」
「成人式に母の振袖を使いたいけれど、直しは必要?」

和衣庵にもこうしたご相談が年々増えています。
しかし、“どこを見れば着られるのか判断できるのか” は意外と知られていません。

この記事では、和裁士が実際にチェックしている
“着物が娘さんに着られるかどうかを見極める3つのポイント” をわかりやすく解説します。
これを知っておくだけで、無駄な直しを避けたり、事前に準備するべきことが明確になります。


① 身長と裄(ゆき)が合っているかが最重要ポイント

母の時代と今では身長差が大きく、「着られそうに見えて、実は裄が足りない」というケースが非常に多いです。

● 裄が合うかどうかで“着られる・着られない”が決まる

着物は洋服と違い、身丈より裄丈の方が大切。裄が短いと、腕を下ろした時に手首が見え、着姿に違和感が出ます。

● 裄の直しは“生地の余り”次第

袖付けの内側にどれだけ生地が縫い込まれているか
肩幅と袖幅のバランス
これらで 「何センチまで出せるか(直せるか)」 が決まります。
※袖付けとは肩のところの身頃と袖の付けてある部分です。

和衣庵でも、まず最初に裄の“出せる幅”を確認します。
生地が十分あれば、娘さんのサイズに近づけることが可能です。

② 体型の違いで必要な直しが変わる|幅出し・幅つめの可否

母と娘で

肩幅・腕の長さ・腰回り
は意外と違うもの。

着物はある程度、着付けで調整できますが、
体型差が大きい場合は「幅出し」や「幅つめ」が必要 になります。

● 幅出しできるかは“縫い代”が残っているか

古い着物ほど縫い代が少なく、直しが難しいことがあります。
逆に、しっかり内揚げ縫い込んである着物は、体型に合わせて調整しやすく、娘さんにも着せられる可能性が高くなります。

※内揚げは身頃の真ん中よりちょっと上にある(袖底よりも下側)縫い目の部分です。
後ろ身頃にしか縫い込みがないとなかなか身丈は長くできません。

③ 生地の状態(シミ・カビ・ヤケ・生地の弱り)を必ずチェック

サイズが合っていても、生地の状態が悪いと着用が難しい こともあります。

特に注意すべきは以下のポイント。

● 着物に多いダメージ

肩山や袖山の「白ヤケ」

収納による「黄ばみ」

古いシミ

カビ

絹の“弱り”(薄く破れやすくなる状態)

● シミ抜き・クリーニングで改善できるか

シミの種類や年数によって、
「完全に落ちる」「薄くはなる」「全く落ちない」など差があります。

状態次第では、仕立て直しで改善することも。
黄色い胴裏だけ取り替えたり、八掛を取り替えたりも可能です。

 

 


和衣庵からのご案内

写真だけでは判断できない部分も多く、
実際に着物を広げてみると“意外と直せる”“これはリメイク向き”といったケースがたくさんあります。

和衣庵では、着物の状態チェック・直せる範囲の説明・最適な提案 を丁寧に行っています。

お母さんの思い出の着物が、娘さんの人生の節目で再び輝くお手伝いができたら嬉しいです。

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