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祖母・母の着物を着たい!サイズが合わない時の「お直し」徹底解説。

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祖母・母の着物を着たい!サイズが合わない時の「お直し」徹底解説。

祖母・母の着物を着たい!サイズが合わない時の「お直し」徹底解説。

2025/12/23

祖母・母の着物を着たい!サイズが合わない時の「お直し」徹底解説。

裄(ゆき)や身丈はどこまで直せる?

ご実家のタンスを整理していたら、おばあ様やお母様の素敵な着物が出てきた…なんてことはありませんか? 「柄も素敵だし、生地もしっかりしている。ぜひ着てみたい!」 そう思って羽織ってみたものの、

「袖から手首が丸見え…」 「おはしょりが全然とれない…」 「幅が狭くて前が合わない…」

と、サイズの違いにがっかりして、そのままタンスに戻してしまう方が非常に多いのです。

昔の方と現代の方では体型が違うため、譲り受けた着物のサイズが合わないのは当然のこと。でも、そこで諦めるのはまだ早いです! 着物は「直して着る」ことを前提に作られた衣服。プロの手にかかれば、あなたのサイズに合わせられる可能性が十分にあります。

今回は、着物の仕立て・クリーニングの両方を行う「着物なんでも屋さん 和衣庵(わごろもあん)」が、サイズ直しのポイントを徹底解説します。


まずはここをチェック!サイズ直しの「3大ポイント」

「サイズが合わない」といっても、どこがどう合わないのかによって直し方が変わります。まずはご自身で羽織ってみて、以下の3点を確認してみてください。

裄(ゆき): 背中の中心から手首のくるぶしまでの長さ。「袖が短い」「つんつるてん」と感じる場合はここをチェック。

身丈(みたけ): 肩から裾までの長さ。ここが短いと、腰紐でおはしょりを作ることができません。

身幅(みはば): 腰回りやお尻周りの幅。狭すぎると座った時に足が見えてしまったり、着崩れの原因になります。

 

1.「裄(ゆき)」は出せる?袖の中の「縫い代」を確認

譲り受けた着物で一番多いお悩みが「裄が短い」ことではないでしょうか。 着物の構造上、袖付(身頃と袖のつなぎ目)の中に、余分な布(縫い代)が隠れていることがよくあります。

この「縫い代」がどれくらい残っているか、が勝負です。 袖と身頃のつなぎ目を指で触ってみて、中に厚みがあれば、その分だけ布を出して裄を長くできる可能性があります。 逆に、縫い代がほとんどない場合は、残念ながら寸法を出すことは難しくなります。まずは一度、着物を持ってご相談ください。触って確認させていただきます。

2.「身丈」が足りない!おはしょりが出ない時の対処法

「着てみたらおはしょりが作れない!」 これは身長差がある場合によくあるケースです。身丈を直すには、大きく分けて2つの方法があります。

方法A:身丈直しをする

着物は、生地をカットせずに縫い込むことがほとんどです。
内揚げ(身頃の袖付けより少し下くらいの位置)に折り込みがあればその分身丈を長くできます。その他、衿の縫い込み、衽の縫い込みとか条件はありますが、内揚げがあれば身丈を長く出来る可能性があります。

方法B:着付けで工夫する

「あと数センチあれば…」という程度なら、お直しをせずに着付けの工夫(腰紐の位置を低くする等)でカバーできることもあります。「とりあえず一度着たいだけ」という場合は、無理に直さなくても良いかもしれません。

3. 注意点!直した後の「跡」と「筋消し」について

サイズ直しをする上で、知っておいていただきたい大切なポイントがあります。それは「ほどいた跡(スジ)」です。

縫い目をほどいて布を広げると、今まで内側に隠れていた部分が出てきます。

元々の縫い目の折り目(スジ)

日焼けや汚れによる、新しい部分と古い部分の「色の差」

これらがくっきりと残ってしまうことがあります。 このスジを目立たなくする作業を「筋消し(すじけし)」と言います。スチームを当てたり、場合によっては専門的な補正を施します。

ただ単に縫い直すだけでなく、この「筋消し」や「全体のお手入れ」までトータルで判断できるのが、クリーニングと仕立ての両方を行う和衣庵の強みです。

 

「部分直し」にする?思い切って「洗い張り」する?

最後に、直し方のスタンスを決めましょう。

部分直し(裄出し・袖丈直しなど) 「成人式だけ着たい」「お正月だけ着たい」など、コストを抑えて気になるところだけ直したい場合におすすめです。

洗い張り(あらいはり)+仕立て直し 着物を一度すべてほどいて反物の状態に戻し、水洗い(洗い張り)をしてから、あなたのサイズで一から仕立て直す方法です。 費用と時間はかかりますが、布が生き返り、寸法もぴったりになります。「大切な形見として一生着たい」という場合はこちらが一番です。

 


諦める前に、まずは和衣庵へご相談を

「古い着物だから…」 「サイズが全然違うから…」

そう思って処分してしまう前に、ぜひ一度「和衣庵」に見せていただけませんか? 昔の着物は、現代では手に入らないような素晴らしい生地が使われていることが多く、直して着る価値が十分にあります。

「予算これくらいで直せる?」「直す価値はある?」といったご相談だけでも大歓迎です。あなたと着物の新しい物語をつなぐお手伝いをさせていただきます。

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